昔は1ヶ月もかかって行っていたという、かつての田植えも、 機械化で短期間で終るようになってしまいました。それにしても稲作りには、農業とは無縁の人たちにとっては、びっくりするほど多くの仕事があるものです。
妙高市楡島(ねおかんぱーにゅ南部の住所地)に「コロつぶし歌」という民謡がありますが、コロつぶし(耕運機が導入される前の田起こし後は、土のコロを砕く作業があった)をする必要もなく、もう誰も歌える人がいなくなっているようです。
今回の「お食事 のこと」では、この季節においしいフキや、山椒味噌を塗ったタケノコのおむすびを加え、コロつぶし歌(録音)を聞きながら、料理を召し上がっていただきました。
資料
田起〜コロつぶしについては、飯吉達雄著の「昔の稲作りの手順」に詳しく書かれています。→ こちらをクリック
楡島 郷土民謡「ころつぶし唄」はこちらから視聴できます →田打ち(くれつぶし・コロつぶし)